書きたい事が明確にある訳でもないけども、でも何か書き残しておきたい気持ちがあるので絞り出して書いてみる。
ざっくりまとめると1回行っただけで分かった気になっちゃいかんなという話。
南アフリカ大会は同僚に誘われたのに断ってしまった。
ブラジル大会はチケットもビザも準備したものの直前にどうしても外せない仕事が入り断念。
ロシア大会はそういった経緯もあり、休職に近い形で3か月会社を休み、開幕前からロシアに入り、閉幕までロシアで過ごしてW杯がどんなものか余す事なく体験しようとした。
日本代表の試合も見られたし、決勝も見られた。グループステージからトーナメントでのサポーターの変化、街の変化など行ったからこそ感じ取れる事が沢山あった。
念願だったワールドカップを堪能したし思い残す事はない。自分の中でやりきった、もう十分。カタールに比べたら何十倍も準備に力を入れたと思う。
ロシアのあとはもう海外には今までのように行かなくて良いし、ワールドカップにも行かなくて良いと思っていた。
人生もぼちぼち折り返し地点だし、他にも大事な事はあるんじゃないかという心境だった。
そんな事を思っていたけどロシアで仲良くなったサポーター仲間達がアジアカップ行こうぜ！釜山に東アジア選手権観に行こうぜ！欧州にサッカー観に行こうぜ！と声を掛けてくれた。
どうしよっかなーと思いつつ、なんだかんだ遠征は楽しいし、気心しれた仲間と行くのは楽しいし、今すぐ海外遠征をどうしても辞めなければならない理由がある訳でも無かったのでそれぞれ行ってみた。
1人で計画を立てて気ままに海外まで行くのは未だに好きではあるし、今後もそうする事はあるけども、仲間と行く事での面白さが分かったロシア以降の4年だった。
ロシアの前は10年くらいひたすら1人で気ままに旅してたので人の選択するものに乗ってみると新鮮だった。
体験を共有出来たり、自分では行かないような観光地や、レストランやホテルに行ったり等が自分にとっては面白く感じたのがある。
カタール大会も正直周りに引っ張られていった感がある。
後悔してるのがそんな風に受け身だったためか、休暇をグループステージ分だけしか考えてなかった事。
多分もっと意思を持ってれば突破した時の事も想定して休暇の相談とか事前に出来てクロアチア戦も観れたんじゃないかなと。完全にもっと長い休暇を取る事が頭に無かった。
話が脱線したので戻すと、そんな感じでロシアの時に比べるとだいぶ受け身で参加したカタール大会だったけど、めちゃくちゃ楽しくて充実していた。
そこまで強い意思で行った訳でもないにも関わらずめちゃくちゃ燃え尽きて困っている。W杯楽し過ぎた。
前回に比べて欧州のサポーターがあまり来てないとかはあったものの、非日常感が満載で前回感じた”サッカーの大会と言うよりは巨大なフェスティバルの中でサッカーの試合がある”という印象は今回も続いていた。
そして前回と違って連続して参加したからこそ感じる事もいくつかあった。
久々会う人や何回も来てる人、ゴール裏の人と話す機会があったけど、ドイツやスペインに勝つまでに過去の大会で苦い思いをしたり、色々な活動をして支えつつづけた人がいたり、試合のない日にも準備があったりなどまだまだ知らない事があるのが分かった。(コンパクトなワールドカップだったからこそ時間に余裕があって人と話す時間が出来たりそういう活動があるのを知れた面もあったと思う)
あとはロシアの時とは逆で、仲間より先に帰国してテレビ越しに日本代表と仲間の姿を見るもどかしさも分かった。
ロシア大会でワールドカップを分かった気になったけど、まだまだ知らない事や発見があって、参加し続ける事で深みがましてわかる事や感じとれる事、がまだまだあるんだと思う。特にサポーター目線で。仲間と共有出来る事が増えていく事もそれかも。
また4年後にワールドカップに行くかなんてはまだ分かんないけど、ロシアの後とは違って行けるならまた行きたいし、行き続ける事が出来るならそうしたいという風に気持ちに変化が起きた大会になったのかなと思う。
ベスト8以上に行く日本の姿を見たいなら行く人増えて良い雰囲気作るのも大事だと思うし。
こんなにも非日常感のある空間はないのでまた行って次に自分は何を感じ取るのか？新しく見れるものがあるんじゃないか？
それを楽しみにまた行けるようにしたいと思う。お金も時間も情熱も必要だけど、それを差し出す価値はめっちゃあるもんね、ワールドカップ！
