2023/12/12
2022の天皇杯優勝の夜、カタールワールドカップでのドイツ&スペインを撃破してのグループ首位通過を決めた日の夜。
もうこんな夜はしばらく無いだろうと思っていたら2023/12/12にありました!
まさかの!ヴァンフォーレ甲府がアジアチャンピオンズリーグのグループステージを首位突破!
これがどれくらい凄い事かというと、甲府が出場する前の直近10年のACLのグループステージ敗退チームを見たところ、甲府より予算が8倍近いクラブでも毎年1チームは敗退しています。
過去10年のグループ敗退チーム
- 2013 広島、仙台、浦和
- 2014 マリノス
- 2015 浦和、鹿島
- 2016 広島、ガンバ
- 2017 ガンバ
- 2018 川崎、セレッソ、柏
- 2019 川崎
- 2020 鹿島(PO敗退)
- 2021 ガンバ
- 2022 川崎
甲府の規模で首位通過をしたのは快挙といっても良いのではないかと思います。そもそも甲府の規模で出場するだけで凄い事ですが。
ギリギリの戦いを制して掴んだACLのグループステージ首位通過
ホームのブリーラム戦の終了間際の長谷川元希の決勝点、ホームのメルボルン戦の宮崎純真の敗戦を救う同点弾。
この日のアウェーのブリーラム戦の河田晃兵のセーブ、相手ボールをクリアして雄叫びをあげる井上詩音、足を攣って倒れながらも相手のボールをかきだす10番。
猛暑に関わらず水の持ち込みが出来なかったため、交渉して氷だけでも持ち込めるようにしてくれたコールリーダーにスタッフ。
持ち込めた氷をみんなで配りあって水分補給しつつ暑さに耐えつつ跳ね続けて声援を送ったサポーター。
(※本当暑かったしクラクラしたし、個人的にはカタールより辛かったかも)
どれ1つかけてはだめでした。
全てに恵まれた歓喜の夜
裏のメルボルンvs浙江の試合がまだ終了していなかったため、突破したかが分からずソワソワする選手・サポーター。
突破がまだ決まってないのに「やった!」とガッツポーズするもサポーターにブーイングをされたさんぺーさん(笑)
突破が決まった瞬間の歓喜と輝く夜空が始まった。
選手を見送った後に、猛暑のダメージが一気に来てへたり込む。達成感と安堵感。
見知った仲間とガッツポーズ、握手、雄叫び。
スタジアムから出てくるサポーター全員をハイタッチで出迎えたスタッフ。
そしてスタジアム近くのナイトマーケットでの祝勝会。
最後の場所がブリーラムで無ければあの日の夜のような祝勝会は不可能だった。(日本は勿論、メルボルン、浙江が最終戦だったらそもそも無理だった)
試合の日程、季節的な要因、突破の条件、地理的な状況(スタジアム、ホテル、マーケットが全て近くに固まっていた)が揃ったからこそ、沢山の人が参加して、史上最高の夜となった。
もうこんな夜も祝勝会はないかも?と思ったものの、去年そう思ったもののそれが覆されたのとまた来年もアジアの舞台が続くので叶うかは分からないがまだまだ夢を見たいと思う。