モスクワ在住のSOLTISTAさんに会った次の日のことです。この日は朝6時に起床。シャワーを浴びて、本田選手への寄せ書きやホッカイロをバックに入れて出発時間まで準備。CSKAモスクワは日程を公開してないので午前中から練習した場合に備えて9時にはモスクワ郊外の練習場に到着できるように7時にはホテルを出発。
ホテルの最寄り駅から地下鉄の2号線(緑色)に乗り込み、トレチャコフスカヤ駅で6号線(オレンジ色)に乗り換えてチョープリィ・スタン駅で下車しました。30~40分くらいの乗車時間でした。この時8時ちょっと前でしたが辺りはまだ真っ暗。ちょっと怖い雰囲気。
2011年にCSKAの練習場に行った時は8時間くらい待ったので、今回は食べ物と飲み物を調達してから駅近くのバス乗り場へ向かいました。
(去年と同じく運転手とは別にお金を回収する係の人がバスの中にいたので前回行った時に写真に撮っておいたCSKAモスクワ練習場に一番近いバス停の写真を見せてそこで降りたいことを伝えつつ乗車。(ロシア語なので伝わったかわかんないけど伝わったはずと信じつつ・・・)
バスで25分くらい揺られた所で目的のバス停に到着したので下車!駅を出たときは真っ暗でしたがすっかり日が昇り明るくなっていました。そして去年はなかった(多分)横断歩道が出来ていたので反対車線に簡単に行く事が出来ました。
バンバン車が隣を走り抜けていく中、バスが来た道を途中で左に折れてCSKAの練習場へ。我慢できなくはないけど息を吐くと白くなるくらいに寒い。すぐに手がかじかんでスマホが上手く操作できなくなりました。この時はアンダーシャツ、長そでシャツ、フェンロのユニフォーム、ダウンジャケットの4枚を着ていましたがすぐにホッカイロのお世話になりました。
天気がぐずつきそうな中15分くらい延々と歩いたところでCSKAモスクワの練習場が遂に視界に入ってきました。この時8:50くらいで練習はまだやっていないようだったのでとりあえず正面のゲートへ行ってみました。
寄せ書きとCSKA練習場の入り口の記念撮影。
反対側を向くとこんな感じです。このゲートを通って選手は敷地の中に入ります。
9:00を周っても練習が始まりそうになかったのでとりあえず周囲を散歩に。練習場を横からみたりして時間を潰しました。よく見るとグラウンドキーパーの方が練習場の芝の手入れをしているようでした。
段々日が昇ってきてるのにやはり寒い。本当にすることがないのでガタガタ震えながらiPadに入れておいた電子書籍を読んだりして時間を潰したりしていました。10時半を超えたくらいにゲートをくぐって施設の中に入っていく選手(?)が現れました。中にはこっちを見て手を振ってくれる選手も。
そしてもうもう少し待ったところで遂に本田選手の車が目の前を通って敷地の中を入っていきました。もう後はひたすらこの日のCSKAの練習が室内練習ではなく屋外練習を祈るのみ・・・。
そのまままたしばらく練習場の入りで一人ポツンと待機していたら敷地の入り口にある警備室から出てきた初老のおじさんがこっちに向かってきました。
「なんだなんだ!?」と思っていると何か話しかけてきてくれたのですがロシア語なのでよくわからず・・・分からないというジェスチャーをしたら彼が腕時計の12:30の辺りを示してくれたので練習がその時間が始まることを教えようとしてくれていることに気づきました。
スパシーバを連呼してお礼を言ったら彼が"寒くないか?"と聞いてきたようだったので頷いたら”付いて来なさい”というジェスチャーをしました。そのまま彼に着いて行くとなんと警備室に入れてくれました。
警備室は暖房が聞いててとても暖かかったです。そして中には他に警備員が二人いたのですが、1つしかないイスに座らせて休ませてくれました。その初老のおじさんは"後でホンダに会わせてあげるからしばらくここで待っていなさい"とだけ言って(ロシア語分からないので多分ですが・・・)立ち去っていきました。
そして屈強な警備員2人と警備室に取り残されました(笑)
続きます・・・
最後に小話を。今回話に出てきた初老のおじさんですが、警備室に入れてくれたり、本田に会わせてあげると言ったりしてたので実は偉い人なのか??と思い帰国後に調べてみました。CSKA関連のサイトでスタッフの写真を見てこの人だいう人を見つけたので誰なのか調べたところ元サンフレッチェ広島監督で現CSKAモスクワの技術顧問を務められているヴァレリー・ニポムニシさんのようでした。
実はこの後もちょっとお世話になったのですが、Jリーグで働いたことのある方だったから日本人の僕にも親切にして下さったのかもしれませんね。(続く)