Vol.3の続きです。ガラガラだったスタンドもキックオフの時にはほぼ満員になってました。スタメンの青山選手はキックオフの笛が鳴るまで身体をほぐしてました。いよいよタイリーグデビューです。
そして開始早々の空中戦で相手FWが頭に突っ込んできてがっつりぶつかり青山選手はピッチに顔を押さえて倒れてしまいました…。
すぐに立てずに他の選手や審判が寄っていってたので心配でしたが、しばらくしたら起き上がりました。
前半はムアントンもナコンラーチャシーマーも開幕戦の固さからかあまりチャンスを作れずに0-0で終わりました。青山選手も起き上がって以降の空中戦はしっかり勝っていました。
この日はムアントンのゴール裏だったのですが、日本と同じく応援をリードする人達がいてみんなそれに合わせてチャントをうたったり、タオルを回したりと日本の応援のスタイルにすごく似ているなと思いました。
あと何故かウルトラマンの人形を持っている人、ウルトラマンが書かれたタオマフを持っている人がいました。気になりましたが謎のままに終わりました…
そして後半も固い展開がずっと続いていたのですがムアントンのFWが相手ディフェンスの裏に抜け出した所を冷静に決めて遂に先制!青山選手も含めみんなでゴールを喜んでいました。
が、ずっと喜んでいる他の選手達に"切り替えるぞ!"と青山選手は声をかけてました。こういったリーダーシップを発揮する事も助っ人として求められているのかもしれません。(なんにせよちょっとたくましくなった?)
この後は段々とオープンな展開になったもののナコンラーチャシーマーの攻撃をシャットアウトしてムアントンが1-0で開幕戦を勝利しました。
青山選手は喜ぶというよりちょっとホッとしたという表情をしていたような気がします。
そしてゴール裏に選手が挨拶に来るとサポーターが歌を歌い始め、選手は直立してそれを聞いて歌が終わると選手は控え室に戻り始めました。
ただ青山選手はヴァンフォーレ甲府のユニフォームに気付いてくれたようでわざわざゴール裏にいた私の前まで来てくれました(ありがたや、ありがたや…)
日本から応援に来た事と頑張ってというメッセージを伝え、最後に握手をして別れました。
試合後は仲良くなった(+大変お世話になった)現地サポの皆さんと記念撮影。
ムアントンの応援ツアーバスの場所に戻るとみんな音楽を爆音でかけてみんな踊りながら喜んでいました。私も何人かとハイタッチしたりハグしたり。
そして再びバスに乗り込み帰ったのですが、出発地点であったバンコク郊外のムアントンのスタジアム着いたのが深夜1:00を過ぎた頃でした。
そのためタクシーが中々通りかかりません。しばらくタクシーを捕まえるためにみんなでスタジアム周辺を徘徊。20分くらいしてようやく捕まえました。
これはたまたまだったのですが仲良くなった現地サポみんなの住んでいるエリアと私の宿泊先が近くだったので一緒に帰る事が出来ました。
この日は彼らにお世話になりっぱなしだったので、せめてタクシー代は払おうと思ったのですが、遠くから来たんだからいいよと結局私の分まで払ってもらってしまいました。
深夜2時近くになった所で到着してみんなとお別れして宿に戻りました。
初めてのタイリーグ観戦でしたが、3万人のスタジアムがほぼ埋まって、予想以上の盛り上がりで良い意味で予想を裏切られました。お金をかけて外国人選手を取ったりもしてるのでタイはこのままいくと強くなるかもしれません。ACLに出たタイのブリーラムも他のチームを苦しめてましたし、Jリーグもうかうかしてられないかも?