海外組に会いに行こう

海外組へ会いに行った時のことや各チームの練習場の行き方などを中心に書いていきます。甲府サポ。CSKAモスクワ、フィテッセ、フェンロ、バルセロナ、などの練習場へ。

優しいフィテッセサポが甲府サポをマイクに会わせてくれたお話

フィテッセマイクの活躍もあり勝利した後、スタジアムの正面の玄関から恐らく選手が出てくると思っていたのですがすぐには出てこないだろうと思ったので、しばらくスタジアム内のコンコースを散策してみました。

 

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ヘルレドームはライブの会場にも使われているようで、過去に演奏を行ったBack Street BoysやU2が壁に描かれていました。(Bon Jovi, Coldplayの名前などもありました)

 

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歩いていると何故か床にパラソルが。サインが沢山入ってるなと思ったら近くにいた初老のフィテッセサポーターのおじさん達が過去に所属したフィテッセの選手達のサインが入っている事を教えてくれました。マイクと安田選手のもどこかにあるそうで、おじさん3人掛かりで探してくれたのですが沢山ありすぎて結局どれか分からず・・・。写真だとわかりづらいですが黒字の部分も白いペンでサインがびっしり入っていまいした。

 

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彼らが私が手に持っていた国旗をみて折角だから一緒に写真を撮ったら?と言ってくれたのでお言葉に甘えておじさん達に写真を撮ってもらいました。

 

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お礼を言った後、また国旗を手に持ってコンコースを歩いていたら「ヘイ!」と2〜3家族くらいの集団に呼び止められて日本から来たのか?と聞かれてそうだよと答えたら”よく来たね!”とみんなすごい喜んでくれた後に色々質問されました。

 

フィテッセは好きか?マイク以外の選手の名前は分かる?」

「マイクは日本でスーパースターなのか?」

「マイクは日本ではゴールをどれくらい取っていたのか?」

「(国旗に書かれた”甲府魂”をみて)これは何て書いてあるのか?」

 

国旗は日本で所属していた時のチームの名前について書いてある事を伝えると、"俺はYoutubeでマイクがそのチームにいる時に決めたゴール見たぜ!Kofuってチームだろ?"と答えてくれるお兄さんが!こんなところに甲府の名前を知っている人がいるのかとびっくりしてしまいました。

 

色々話して仲良くなったのでお母さんにカメラマンになってもらいチビちゃん達と記念撮影しました。

 

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結構話して時間を潰したのでそろそろ出待ちに行かないとマイクに会えないんじゃないかと思い始めたところでお父さんが「そういえばマイクに会いたい?会いたいなら選手が出てくるところに連れて行くけど?」と言ってくれたので即答でお願いしました。

 

サポーター一家に連れて行かれた先はスタジアムの正面玄関で、既にファンサしてる選手がちょっといました。マイクはまだ出てきていなかったようなので待機。

 

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たまに選手じゃない人も玄関から出てきていたので選手の家族・友人かスタッフなのかなと思っていたらお父さんが玄関から出てきた初老のおじさんの所に突然駆け寄りました。

 

どうしたのかな?と見ているとお父さんが何やら自分の方を指差して初老のおじさんになんか言っている。しばらくすると初老のおじさんがこっちに来てニッコリ微笑みながら手に持っていたチケットを私に手渡して、私の背中を押して玄関の方を指差しました。

 

突然の事で訳が分からなかったのですが、これで中に入ってこいという事なのか?と何度もおじさんの方を振り返りながら玄関の方へ歩いていき警備員にチケットを見せるとそこの階段を上って中に入るように言われました。

 

※私の持っていたのは一般のチケット(104のエリア)だったのですが、おじさんが私に手渡したのはL45というものでした。

 

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階段を上った先には下の写真にあるようなドアがありました。そこにも警備の人がいたのでチケットを見せると首を横に振られました。どうもこのチケットではこれ以上は奥に進めないみたいです。

 

ここで待ってたらマイクに会えるのか?どうしようか・・・と考えているとドアの中から出てきた人が国旗を持っている私を見て「わざわざ日本からマイクとミチに会いにきたのか?」と聞いてきたので頷くと、その人が警備の人に何か話して(私の時は英語で話してくれましたが、警備の人と話している時はオランダ語だったので何を話してるか全く分からず・・・)話が終わったところでおじさんが私にチケットを手渡して、「これで中に入れるから二人に会ってきなさい」と言うと、警備員さんが私の手をいきなりつかんで部屋の奥のほうに私を連れて行きました。

 

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これがその時のチケット。後で知ったのですが「SH」というのは選手の家族・友人用のチケットらしいです。 

 

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警備員に連れて行かれた先には安田選手が!隣には安田選手のご友人と思われる方も。

 

私「こ、こここ、こんにちは(超緊張)」

安「おぉ~こんにちは!マイクの旗もって応援してた方ですよね?マイクめっちゃビックリしてましたよ。マイクなら今日ゴールしたからインタビューやスポンサーへの挨拶があってまだ来てないのでもうちょっと待ってみて下さい。」

 

やっぱりマイクが手を振ってくれたのは偶然じゃなかったんだ!と喜んだのと同時に”こいつ誰だ?”という友人の方の視線に気づいたので、ここに入るに至った経緯を説明すると、この部屋について説明してくれました。

 

部屋の中をよくよく見るとオランダ代表のファン・ヒンケル等のフィテッセの選手がその辺を普通に歩いていたので声を掛けたかったのですが緊張して何も出来ませんでした。。。もったいなかった。

 

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去年フィテッセの練習場であった時甲府のユニを着てたのにも関わらずとても安田選手は親切だったのでその時のお礼を言って、遠藤選手が表紙だったサッカー雑誌(サムライサッカーキング)をお土産として安田選手に手渡しました。ガンバの遠藤選手がパス論についてインタビューを受けてる内容だったのですごく興味を持ってくれました。後は仲の良い大津選手のコーナー(チャラトーク)をみつけて「アイツこんなことやってたのか!(笑)」と安田選手は驚かれていました。

 

 去年に引き続きまた甲府のユニを着たままだったのですが、写真とサインをお願いするととても快く引き受けてくださいました。

 

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しばらくお話させていただいたのですが、安田選手は予定がこの後あるらしく、「マイクが中々こないけどちょっと用事があるのでそろそろ帰りますね。あそこにマイクのお姉さんがいるので何か困ったことがあったら聞いてみてください。マイクのお姉さんは日本語も出来ますから。」と、最後まで気遣いをしてくれて安田選手は友人と帰っていきました。本当にいい人だ。

 

そのまま待っていると段々と部屋の中の人数は減っていきだいぶガラガラに。入ってきたドアの近くのテーブルでボーっとしていてなんとなく振り向いたら丁度マイクが部屋に入ってきました!

「あえたーーー!」 

気づいたら今までの人生で出したことの無い素っ頓狂な声が出ていました(笑)

 

そんな自分を見てマイクは苦笑い(?)。あたふたしながら寄せ書きについて説明してそれをマイクに手渡すと「本当にこんな大事なものもらっちゃっていいんですか?嬉しいです!」とマイク。

 

部屋の中にカメラマンさんがいたのですが、その方が写真を撮ろうか?と言ってくれたのでお願いして寄せ書きと一緒に写真を撮って頂きました。マイクがすごい笑顔をくれたので頑張って寄せ書き集めてよかったなとしみじみ・・・。 

 

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一緒に写真を撮った後にカメラマンの方があっちにフィテッセのロゴがあるからあっちでも撮ろうと言ってくれたのでそちらに移動して今度は「甲府魂」のフラッグと一緒に写真を撮ってもらいました。この時私のデジカメの使い方がカメラマンさんが分からなかったみたいで、マイクのお姉さんがフォローしてくれました。

 

ちなみに下の写真はマイクと座高が同じなのではなくマイクが屈んでくれているから・・・のはず・・

 

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写真を撮り終わった後にカメラマンさんが「甲府魂」を指差して私に意味を聞いてきたのですが、オランダ語だったので困っているとマイクが「●△×□■▲×  KOFU  △×□■」とオランダ語で私の代わりにカメラマンさんに説明してくれました。KOFU以外に何を言ってるかさっぱり分かりませんでした(笑)。ちなみにマイクはオランダ語の若者言葉とかは難しいらしいですが普通の会話なら問題ないそうです。

 

フラッグと友達のお土産のユニフォームにサインを入れてもらった後に、甲府時代にインタビューでヤングジャンプを読んでいるとマイクが言っていたので成田空港で買った最新のヤングジャンプをプレゼントしてマイクとはお別れしました。

 

部屋を後にしてまた外に出てからしばらくすると、マイクが最後に出てきて残っていた地元のサポーターや日本人ファン全員にファンサービスをしてから帰っていきました。

 

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最後はスタジアムの前の道路を渡った先にあるバス停からシャトルバスに乗ってアーネム駅へ帰りました。※帰りも無料でしたが試合のチケットの提示を求められました。

 

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以上で終わりになります。今回はこのような事があって無事にマイクに寄せ書きを手渡す事が出来ました。

 

最後に玄関周りで親切にしてくれたフィテッセサポーターの方達を探したのですが親切にしてくれた方はみんな帰ってしまった後のようで、お礼を言う事が出来なかったのが心残りでした。マイクに会わせてくれたフィテッセのサポーターの優しさについては一生忘れないでおこうと思います。(終)