フィテッセVSアヤックスの試合を観戦した次の日がこの旅行の帰国日。夕方のアムステルダム空港からの便で帰らなければならなかったため、遅くとも13時くらいにはアーネム(Arnhem)の街を出なければなりませんでした。
フィテッセが午前中にリカバリのために練習を行っていれば練習を見学してから帰ろうと思っていたのですが、ホームページの予定を見るとこの日は10:00から練習が行われるようでした。
宿から見たアーネムの街
一昨年、去年と同じく練習場に行くバスを捕まえるためにアーネム駅にあるバス停へ。たまにバスの時刻や番号が変わってるようなので時刻表を探して練習場のある Sportcentrum Papendal へ行くバスを確認。
アーネム駅のバス乗り場、南側にあります
その時刻表はこちら。1時間に2本しかないので乗り過ごすとちょっと面倒。去年は乗り過ごしてタクシー使いましたが結構かかった記憶が。。。既にホテルはチェックアウトしてあったのでバッグを駅のコインロッカーに預けていざバスへ。
アーネム駅(Central Station)からSportcentrum Papendalへ行く路線の時刻表
運転手さんに Sportcentrum Papendal に行きたいというと1.5ユーロを求められたので運賃を支払って乗車。20分位乗ったところで目的のSportcentrum Papendalに到着。バス乗り場からすぐフィテッセのクラブハウスが見えるので1,2分あるいて入り口に到着。だいぶ早く着いてしまいました。
フィテッセ練習場の入り口、手前に見えるのがクラブハウス
正面から見て反対側の方に行った所のグラウンドで練習が行われるのでとりあえずそこまで歩くことに。林の中に囲まれた道を通り抜けると反対側からサングラスをかけた刺青だらけのゴツイ男の人が・・・。
うわぁ怖いな・・・と思いつつ通り過ぎる時に気づいたのですがフィテッセのレジェンドで元キャプテンのテオ・ヤンセンでした。(2013-14シーズンにキャプテンを務めていたのですが、シーズン中に大怪我を負ってしまいこの時すでに引退を表明していました)フィテッセの練習に何回か来てるのにヤンセンだけ何故か1度もサインを貰った事なかったのでお願いしたかったのですが既にすれ違ってしまったので断念・・・。そんな事もありつつ練習の行われるグラウンドへ到着。
フィテッセの練習グラウンド
まだ誰もいないので見学用の椅子で1人寂しく日向ぼっこしていました(笑)
しばらくすると現地のサポーターと思われるおじいちゃんの集団5人組も来ました。例によってマイクの話したり、この時来ていた甲府のユニフォームとマイクが甲府のユニを来ていた画像を携帯で見せたりしておじいちゃん達と交流していたらキーパーのフェルトハイゼンが練習場にやってきました。
フィテッセの守護神フェルトハイゼンとコーチ
でもフィールドプレーヤーの選手たちが出てこないのでおじいちゃん達がフェルトハイゼンにどこに選手がいるのか聞いてくれてるとどうもリカバリのために練習場の周りをジョギングしにいったようでした。
フェルトハイゼンとおじいちゃん達
そこでおじいちゃん達が選手のいる所に連れてってやると言ってくれたのでひとまず一旦練習場の出口へ行くと丁度ジョギングを始めた選手達に遭遇。でもマイクの姿は見あたらず。そこでおじいちゃん達がまた選手達に「マイキーはどこにいる?」と聞くとファン・アン・ホールトがクラブハウスのトレーニングルームにいると教えてくれました。
更におじいちゃん達に着いて行くとクラブハウスの横側にあるトレーニングルームへ。ガラス張りになっているので中が見えるのですがトレーニングしているのはマイクと同じく負傷中のルーカス・ピアゾンのみ。おじいちゃん達がピアゾンにマイクの居場所を聞こうと「ルカ!ルカ!」と声を掛けるも声が届かないようでピアゾンはニコリとしてこっちに手を振ってくれるのみ。
どうしようかとなったおじいちゃん達が次に連れて行ってくれたのがクラブハウスの入り口でした。中に入って正面のカウンターにいるスタッフに「マイクは来てる?マイクは何時ごろに練習終わるか?」と聞いてくれたのですが、「来てはいるけど何時に帰るのかはちょっと分からない」との返答。
そこで係の人にこの入り口で待っていればマイクに会えるか聞いてみたら選手はここから帰るから会えるはずと教えてくれました。
フィテッセのクラブハウスの入り口
おじいちゃん達にここでマイクを待つことに伝えると、おじいちゃん達は練習場に戻るという事だったのでお礼を言ってハグしてお別れ。去年もみんな優しかった(※)けど今年も相変わらずフィテッセのサポーター達は優しかった・・・。
(※優しいフィテッセサポが甲府サポをマイクに会わせてくれたお話 )
玄関前に腰掛けるところがあったのでそこにいると中にいたスタッフのお兄さんがこれあげるからこれにサインをもらいなよと言って選手のカードをプレゼントしてくれました!(ありがたや、ありがたや。もうフィテッセに足を向けて寝れません。)
しばらく待っていると先ほどすれ違ったテオ・ヤンセンが出てきました!これが最後のチャンスとばかりに「テオ!」と呼び止めるとクシャっと笑顔を作ってくれて一緒に写真を撮ってくれました。見た目に反して優しい。
フィテッセのレジェンド、テオ・ヤンセンと
この後もずっと待っていると選手がちらほら出てきました。マイクに寄書きをこの二日前に手渡した時にだいたいの選手にサインや写真はお願いしていたのでファンサは一部の選手だけにお願いして見送りをメインにするだけに。
結構な数の選手が帰って行ったのですがマイクは中々出てきませんでした。帰りの便と駅に戻るバスの時間を考えた時にあと10分ちょっとしか待てないな・・・と思っていたところでマイクが出てきました!
怪我の具合についてちょっと話して、甲府からみんな応援してるよと伝えたところでマイクとはお別れしました。
フィテッセのクラブハウスの前で甲府の元エース、ハーフナー・マイクと
マイクに無事会えたのでクラブハウスの中に戻ってカウンターにいたスタッフの人たちに無事にマイクに会えました!とお礼を言った後に記念撮影をさせてもらってフィテッセのクラブハウスを後にしました。
フィテッセのクラブハウスの受付の前で
帰りのバスには無事に間に合ったのですが、何故か運賃は行きと違って3ユーロを求められました。駅に着いてすぐにコインロッカーからバッグを取り出すとふとコインロッカーの向かいにあるスタバをみるとフィテッセのキャプテンのカシアとカザイシュビリのグルジア代表コンビを発見。ただ時間もなかったのでアムステルダムへ向かう鉄道にすぐに乗り込みました。
世界の車窓から in アーネム
アムステルダム直通の鉄道ではなかったので一旦ユトレヒトで乗り換え。
ユトレヒトの駅のプラットフォーム
特にトラブルもなく無事にアムステルダム空港駅へ到着しました。順調に駅に着いた事もあってアヤックスのスタジアムでも観に行こうか悩んだのですが、それをするとフライトにギリギリ間にあうかどうかになりそうだったので悩んだ末に結局断念。
アムステルダム空港駅
とりあえずお土産を探しにフラフラして時間を潰しているとJFKの文字を発見。オランダに来てもJFK(城福)に反応してしまう甲府サポでした・・・(笑)
JFK(NOT 城福)
荷物を整理したりカフェで時間を潰したりしてから飛行機に乗り込み、行きと同じくイスタンブール空港で乗り換えて成田に帰ってきました。
オランダ遠征2014はこれにておしまいです。マイクがフィテッセを離れることになったため、またアーネムに行く事があるかは分かりません。が、この三年間いつも親切にしてくれた現地のフィテッセサポータや今回アーネムの街を案内してくれた現地在住の日本人の方に感謝しつつ締めさせて頂きたいと思います。Dank VItesse!
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