グループリーグを突破したあと、仕事や学校などの都合で帰らなければならなかったサポーターが多数いました。
残ったサポーターは彼らとの別れを惜しみつつも、彼らの思いやゲーフラなど託されたものも携え、決戦の地ロストフへ行くために移動や宿の手配を進め、長距離移動へ。
私はというと鉄道でカザンから30時間以上かけてキックオフ6時間前にロストフへ到着しました。ロストフはヴォルゴグラードの40度と比べればだいぶましですがこの日も30度近く暑かったです。
宿へのチェックインを済ませてからスタジアムへ向かい仲間に数日ぶりに合流しました。なんだかほっとします。
この日はスタジアムへの道やスタジアム内ですれ違うロシア人達の日本サポーターへの反応が他のスタジアムよりよい感じで、日本の応援してくれる人が結構いそうな感じ。
そしてこの日はゴール裏で選手のアップの際に巨大横断幕が!
既に座席にいたロシア人の方たちもノリノリで協力してくれていました。
そしていよいよ世界3位 vs 世界61位とはいえ、前日にロシア代表がスペイン代表に勝ったりと蓋を開けるまでは分からないと思っていましたが、ベルギー代表は強烈でした。強かったです。
なんとか前半しのいで後半2-0とリードするもロスタイムに逆転弾をくらい初のベスト8は寸前で叶いませんでした。たられば書き出すと止まらないのでここでは書きません(笑)
後半は地元のロシア人達も日本のチャントを歌って手拍子してくれたりと良い雰囲気は作れてたんじゃないか?と思ってましたがそれだけでどうにかなるほどそう甘いものではありませんでした。(でも忘れがたい雰囲気でした)
大会前に不可解な監督交代もあり、正直ロシアに行く前にはどんな気持ちで日本代表を応援したらいいのか?と何回も悩みましたが結局何が起こったのか知る由も無いし、ただ選手を応援する事に集中しようと気持ちを固めてこの4試合を見ました。
全部終わった今の感想はロシアまで応援に来て本当に良かったなという気持ちです。ワールドカップの感想はまた別の時にまとめたいなと思うのですが、この4試合現地で見て日本代表は胸を打つプレーをしてくれたと思いますし、他国のサポーターからも数え切れないほどポジティブな反応を現地では沢山もらえました。単純に誇らしかったです。
終わった後は自然に涙が出ました。何でだろうと考えてみましたが1つに理由を絞るのは難しいです。本当にベスト8いけるんじゃないかと思った分、単純に悔しかったのが大きいですが(笑)
後は周りが地元のロシア人ばかりだったのでみんながハグや握手をしにきてくれてというのも理由の1つかも。
ベルギー戦後呆然としてたらロシア人が労ってくれた後ハチマキをくれと。あげると自分の分がなくなるから断わろうと思ったけどもう日本の試合ないんだと我に返ってプレゼント。そしたら新品のW杯のタオマフを代わりに首にかけてくれた。全然等価交換じゃない😅タオマフ見る度に色々思い出すのだろうな pic.twitter.com/ObV15YzFY3
— まとさん@社会復帰 (@matottorix) 2018年7月4日
他には長く見てた選手達が恐らく沢山離れるだろう、自分と同世代の選手はこれでほぼ代表でのプレーは終わりだとか理由を考えれば色々あるのですが。
選手にもワールドカップに出る巡り合わせがありますが、サポーターにもそれを観る巡り合わせがあるので次にベスト8を賭けて戦う時に自分が観られるか分かりません。が、願わくば立ち会えたらと。
とても後ろ髪を引かれる思いですがこれからロストフを離れます。
日本代表お疲れ様でした。