海外組に会いに行こう

海外組へ会いに行った時のことや各チームの練習場の行き方などを中心に書いていきます。甲府サポ。CSKAモスクワ、フィテッセ、フェンロ、バルセロナ、などの練習場へ。

ロシアW杯観戦録7 灼熱と別れの日本vsポーランド in ヴォルゴグラード

モスクワでフランスvsデンマークの塩試合を観てサポーター仲間達と夕飯を食べた後に1人深夜2時発の便で日本代表の3試合目が行われるヴォルゴグラードへ向かいました。

 

この日からヴォルゴグラード、カザン、更には日本が予選突破の場合はそのままロストフへ向かうという旅程だったので、荷物は必要最低限のものをリュックに詰めて、他のものはモスクワで借りていたアパートに置いていきました。

 

ヴォルゴグラードにはトラブル無く到着したものの、到着したのが朝4時頃で街に行ってもする事が無さそうなので、空港のロビーでうたた寝していました。ソファや床には同じく寝ているサポーターの姿がちらほらありました。

 

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朝6時を過ぎた頃に街中へ向かうシャトルバスに乗るために空港の外に出たのですが暑い!早朝なのに何度だろうかと思っていたら乗り込んだバスに30度の表示が…。


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日中は何度になるのか…と震えているうちにヴォルゴグラード市内に到着。ワールドカップデザインのトラムの姿も見えてテンション上がります。しかし暑い、しつこいですが本当暑い…。

 

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マックで朝飯を食べていたら携帯の通信容量が限界を迎えてしまったので、ロシアで契約してた通信会社のストアを探してチャージしてもらいました。英語がさっぱり通じないのでGoogle翻訳が大活躍でした。(余談ですが日本語からロシア語にするより、英語からロシア語にする方が翻訳の精度高い感じがします。)


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適当に時間を潰したところで宿にチェックインへ。しかしロシアあるあるなのですが(?)、宿が普通の団地に紛れているので入り口が分からない!


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入り口を見つけるのに時間が掛かったものの無事に宿にチェックイン。値段もまあまあ手頃な割には部屋も水周りも綺麗でした。ついでに受付のお姉さんが超絶ロシア美女!そしてなんとサッカー仲間も同じ宿にいて半年振りの再会。こんな場所で久々会うのも不思議な気分です。

 

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夜は同じく前日入りしていたサポーター仲間達とレストランで夕食を。店内は明日の試合に向けてデコレーションされてました。


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明日のポーランド戦が終わったら日本に帰るメンバーが多かったので、明日は絶対グループリーグ突破する所を見ようとみんなで誓いつつこの日もビールを。モスクワ入ってから休肝日がない気が(笑)。この日は韓国がドイツを破った事もあり日本もポーランドぶっ倒そうと言ってみんなそれぞれ宿に戻りました。


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そしていよいよ試合当日、この日もめちゃくちゃ暑いです!同じ宿の日本人サポーターの方達とスタジアム行きのシャトルバスに乗り込んでスタジアム近くのショッピングモールへ。


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既にショッピングモールにいた仲間達と合流して昼飯を食べてスタジアムへ。40度超えでめちゃくちゃ暑かったですが、この日もロシアのボランティアやパフォーマーの方達がスタジアムの周りで良い雰囲気作ってくれていました。


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そして決戦の地、ヴォルゴグラード・アレーナに到着!


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ゴール裏のブースには元日本代表の鈴木隆行さんの姿も。


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日本は大幅にメンバーを変えたスタメンで挑みました。前半は川島のビッグセーブもあって凌いでいたものの、後半セットプレーから遂に失点。


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ビハインドになった所で攻撃の選手を入れるのかと思いきや中盤の長谷部が投入。で、そこから日本がパス回しを始めて攻める気が見えません。


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あれ?なんで攻めないの?とみんな携帯で順位表チェック。媒体によって順位がまちまちだったのですが、どうもフェアプレーポイントで日本が現時点で上回ってるっぽいとようやく分かったもののイマイチその確証もないし、裏の試合次第だし、ポーランドに1点取られたら得失点差でだめだしと、もの凄く胃の痛くなる時間をここから過ごす事に…。

 

日本は攻めない、ポーランドもこのままなら勝ちなので無理しないという展開で中立のサポーターからは大ブーイングで途中で帰り始める人の姿も。

 

タイムアップの笛がなったものの会場は最終順位がすぐ分からずにざわざわしていました。携帯で順位表を見て多分…大丈夫?と思いつつも不安にしていたらオーロラビジョンに最終順位が表示され間違いなく突破が決まった事が分かりここでようやくみんなで思いっきり喜びました!

 

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試合後はみんなで記念撮影したりしていましたが、この試合を最後に日本に帰るサポーターが沢山いたので、また日本に帰ったら会いましょうと別れを惜しんだり、ゲーフラを託されたりしてました。めっちゃ寂しいのと彼らの現地に残れるものなら残りたい気持ちも痛いほど分かるしで…。

 

(自分は長期休暇を取って1ヶ月間ロシアにいる日程にしたものの、次回のカタール大会に行くなら長期休暇が無理で2-3試合のみの観戦になりそうなので、突破するか分からないベスト16の試合を観戦する日程にするか頭を悩ませる事になりそう。)


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そしてこのまま残るメンバーは別れを惜しんでばかりもいられなかったのです。何故かというと次の試合の場所が1位か2位かで違うため、試合後にベスト16の会場であるロストフまでの交通手段を確保をしなければならなかったからです。

 

自分はというとこの後カザンに行く予定だったため、カザンからロストフへ行く飛行機を探したものの値段が高過ぎたために、値段の安い鉄道を検索したら僅かに空きがあったので急いで予約しました。ただ33時間も掛る列車でしたが…。


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試合後はヴォルゴグラードの名所の1つであるママエフの丘(ママエフ・クルガン)へサポーター仲間達と向かいました。途中知り合いのサポーターに会う度に握手したりハイタッチしたり、ポーランドサポーターにおめでとうと言われたりして、本当に突破して良かったなと。


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そしてしばらく歩いてようやくママエフの丘に到着!試合後は日も落ちて暑さもましになってましたが、昼に来てたら日陰も少なそうなのでだいぶきつかった気がします。そしてこの丘ですが思った以上に良かったです!街全体が見渡せるし、母なる祖国像が想像以上にデカくて驚かされました。


みんなで祖国像の前で記念写真を撮った所で自分はカザン行きの列車に乗るためにみんなとお別れして駅に向かうトラムへ1人乗り込みました。


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カザンまで23時間掛る列車だったので、駅の売店で食べ物と飲み物をいくつか購入して予約していた列車へ。


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特に大きなトラブルもなく無事に列車に乗り込みましたが車内が暑い…。


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サランスクに行く列車の時は走り出したらエアコンが稼働し始めたので、今か今かと出発を待っていました。ようやく走り出してこの暑さから遂に開放される!と喜んだもののいくらたっても涼しくなりません…。

 

嫌な予感がします。同室のロシア人が窓を開け始めたので、エアコンないのか聞いたらないとの返答…。”マジか…”と何回も心の中で呻きました(笑)

 

1日中炎天下にいてフラフラだったところに更に蒸し暑い車内で一晩過ごす事になり、かなりメンタル的にも肉体的にも辛かったです(苦笑)。

 

窓が開けっぱなしでも大して涼しくならないし、車輪のガタゴトいう音もダイレクトに聞こえてうるさいしでこの度で1番過酷な移動の開始となりました(涙)。