灼熱のヴォルゴグラードから鉄道で22時間掛けて(しかもエアコン無しでした涙)来たのはベスト16のフランスvsアルゼンチンが開催されるタタールスタン共和国の首都カザン。
ヘロヘロになりつつカザン2駅からメトロに乗り、市内の駅に到着したのは夕暮れも始まる21時過ぎ。
地上に出て目の前に広がったのは美しい光景でした。
何も予備知識無く来たけど明らかにイスラム教の文化が垣間見えます。
写真の場所はクレムリンなのですがモスクだけでなく教会もあってイスラム教とキリスト教の文化が混ざっているようでした。よく見ると街中にヒジャブ(スカーフみたいなやつです)を被っている女性も見かけます。
高台から眺める夕焼けも物凄く綺麗でした。
クタクタだったのにテンション上がって元気が出てきます。やはり見慣れない景色や綺麗な物を見るのが旅行の楽しみの1つなので。
この日は試合前日だったので宿でサポ仲間と合流して眠りにつこうとした深夜2時頃に突如アザーンイスラム教を知ろう!『アザーン』 ~お祈りが始まる合図~が大きな音で鳴り始めました(汗)
夜が明けて観光に出かけて見ると何やらカラフルな建物でいっぱいの通りでした。
しばらく街中を散歩しますが綺麗です。
地下鉄の装飾もイスラム文化いっぱいでとても興味深かったです。そしてプラットホームがめっちゃエアコン効いてて涼しい…。外に出たくないくらい…。
結婚の記念撮影にも遭遇。ドレスも独特のデザインです。
街中ではワールドカップに合わせたイベントなどもあり民族衣装を着た女性達のダンスの催しなどが見られました。
キックオフの時間が近づいて来たのでシャトルバスに乗りスタジアムへ。バスを降りるとボランティアの子達は音楽に合わせて踊りながらサポーター達とハイタッチ!良い雰囲気です!
10分程歩いてスタジアムに到着、あまり見た事がない形状で面白かったです。
自分の座席はアルゼンチンサポーターの陣取るゴール裏の上にある2階席でしたが多種多様な横断幕でいっぱいで見てるだけでも楽しかったです。
ここはロシアなのでフランスサポーターが多いのかな?と思ったら大半がアルゼンチンサポーターでした。これだけのサポーターが遠くロシアのカザンまで押しかけた事が衝撃でした。ゴール裏だけでなくメインスタンドもバックスタンドもアルゼンチンサポーターだらけです。
そうなると試合中の声援もアルゼンチンペースになります(笑)こんな応援出来るのかとアルゼンチンにサッカー観に行きたくなります。
試合の方は皆さんご存知かと思いますがスーパーゴールの応酬の末にフランスが4-3でアルゼンチンを下しました。エンバペはめっちゃ速かったです。
こういう時アルゼンチンサポーターは猛烈なブーイングを飛ばすのかと思いきやみんな立ち上がってピッチの選手に拍手を送っていました。素晴らしいアクションでした。
選手が控え室に戻った後は流石にうなだれて座席から動けない人が多数でしたが…。
帰ろうとメイン席のコンコース近くを歩いていたら歩きながらインタビューされている人が。あれ、モイーズ!?と思ったのですがよく分からず…どうでしょうか?
帰りがけにメインのコンコースから記念に一枚。
スタジアムを出るとビジョンに今日の対戦カードが表示されていました。凄いスタジアムですね。
試合前に大量のアルゼンチンが押しかけて交通手段がないためタクシー移動して来た人がいたと聞いて本当かよと思っていたのですが、帰りにモスクワまでのタクシーを探している人が本当にいました!カザンからモスクワまで約800km!アルゼンチンサポーターの情熱半端ない!
試合後はサポ仲間と晩御飯を食べつつポルトガルvsウルグアイを見た後に、クレムリンの近くを散歩しながら他国のサポーターと交流したりつつ帰りました。
街も綺麗で試合も素晴らしく、そしてアルゼンチンサポーターの情熱に驚かされて大満足のカザン遠征となりました!